台風が近づいていて怖いですが、私は深夜に書籍や雑誌を配送するトラックドライバーをしていました。これはその当時に経験した本当にあった実話です。
暗闇に人が横たわっているのを発見
あれは寒い時期でした。深夜にトラックを走らせていつものように配達先に向かっていました。実は私が配達していた区域は、田舎だったので夜は本当に真っ暗な状態で、トラックのライトだけが頼りの状態です。
そんな中、いつものように暗い道を走っていると、道路左側のほんの少しの空き地スペースに、人が横たわっているのを発見しました。目の錯覚ではなく男の方が横たわっていたのです。
年末が近づいているので、いつもの酔っ払いの方が寝ているのかな?と思いながら通過しようとしたところ、突然その方が手をあげて何かを叫んでいるのです。
なんだ?絡まれるのか?と思った私は、トラックを停めておじさんに話しかけました。
「何してるの?」
するとおじさんは「警察と救急車呼んでくれ」と叫んできます。事情を聞くとひき逃げされたとのことだったので、びっくりしてすぐに救急車と警察に連絡をして、助け起こそうと「痛い?動ける?」と聞くと、痛くて動けないとのことでした。
そこで話をしながら周囲を見ると、確かに車の部品が散らばっています。本当にひき逃げされたのだなと思い、逃げた車とすれ違ったのかも?と思い、変な車とすれ違ったのを思い出しました。
えんじ色のバンタイプのセダン?そんなのあるか?まぁいいや、そんな感じの車がすごいスピードで走っていたのを思い出しました。ということで、警察と救急車がきて連絡先を教えて仕事に戻りました。
後日現場検証に参加
警察からの連絡で現場検証をするのでお願いしますとの話だったので、会社に連絡して現場検証に付き合いました。警察の方には犯人が捕まったら連絡してくださいと伝え、おじさんも大腿骨骨折の重傷だったとの話も聞きました。
結果数日後に犯人が捕まったとの連絡を警察からいただき、日常に戻ったというお話でした。もちろんおじさんは助かりましたが、別のひき逃げで犯人に間違われたこともあります。
次回は、ひき逃げ犯人に間違われた話と、警察からの執拗な尋問?質問をお話しします。本当にドラマのような展開だったので、今ではいい思い出になっています。
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