今日は病院だので忙しく、昼間の内に更新できませんでした。今日はいいかな?とか思ったけれど、やっぱり聞いて欲しい話があるので更新しています。
今日のお話も金属加工業のときのお話です。「またかよ」と思う方もいるかもしれませんが、こんな苦労話?があるのだなと思ってくれたら嬉しいです。
初めてのNC旋盤のプログラミング
NC旋盤はNC装置のついた自動機?半自動機です。汎用旋盤に簡易的なコンピューターがついていて、プログラミングをすると同じ工程をサクサクとできるようになります。
初めてNC旋盤でプログラミングをするときには、忘れてはならないお約束が結構あります。先輩からやり方を聞いてお手本を見て覚えたのですが、本来ならファナックとかマザック(山崎マザック)とか森精機とかで講習会を受けるケースが多いです。
でも私は先輩から教えてもらいました。もう忘れてしまいましたが、プログラミングをする場合は、このプログラムをやります!的な宣言をします。これはどのプログラミングでも同じだと思う。
で、その後に工程を入れて、切削するプログラミングをします。プログラムのやり方はもうおぼろげですけども……。とにかく(.)を入れ忘れたらダメだって言われたのを覚えています。
これ入れ忘れたらとんでもないことになりますから(汗)
プログラミングで悩んだ径(X)と(Z)の入れ方
素人の私には、先輩がいうところの「径は2倍」がわからなかった。径は2倍ってなんやねん!の状態です。私がばかなのかそれとも先輩の教え方が悪かったのかはわからないけど、私ならこういう。
Xの方向は回転しているので1mm切れば1回転で2mm削ったことになるよ。だからプログラミングするときには、2mm削りたければ1mmと入れればいいの。だけどZ方向は100mm削りたかったら100って入れればいいんだよ。
そうすればわかりやすかったと思う。でも知っている人からしたらそれで通じると思ってしまうものですよね。今なら私もわかりますけど初心者には非常に難しく、頭が混乱してしまった思い出でした。
もう少し付け加えると、ツールはそれぞれXの0地点とZの0地点を入れなければならず、そこを基準にプログラム通りに削っていくのです。これって文章にするとすごく難しいですよね。
基準が決まったら寸法通りに削っていく
XとZの0地点を決定するのですが、Zは高さをあらわすので刃物を少しずつ近づけて、触れるか触れないかの部分を0地点としました。Xは少し削ってノギスで測定し、その位置が直径で100mmだったら100.と入れます。
こうすれば中心点がXの0地点となるわけです。確かそうだったと思う。うろおぼえで申し訳ないです。そしてその状態でプログラムに抜けがないかを確認しながら、1つずつ工程を進めていきます。
NC旋盤は連続で加工するのと、1行ずつで止まるのと選べました。多分今もできると思いますが、最初の工程はミスがないか確認しながら押しているのに、なぜか手が震えたものでした。やばそうな加工は本当に躊躇しましたね。
NC旋盤のプログラミングは点が抜けないように気を付けて
今回は、思い出しつつなのでプログラムまでは紹介しませんでしたが、少しずつ思い出してプログラムを作ってみようと思います。もちろん間違ってるかもしれないので、そのプログラムをインプットして加工なんてしないでください。
1つでも間違っていたら間違いなく機械を破壊してしまうでしょう。なんとなくこんなニュアンスなんだ!と思ってもらえれば嬉しいです。ではまた明日の更新でお会いしましょう。