トラックドライバーは人間関係が「楽」は本当だと思う?

トラックドライバー

今回もトラックドライバーとして活躍していたころを思い出しつつ記事にしています。よくトラックドライバーは人間関係が楽でいいといった話がありますが、それは本当かどうかを元ドライバーが暴露します。

 

トラックドライバーの何が人間関係が楽なのか?

 

 

実際にトラックドライバーをした経験を持つ方は、うーん、決して人間関係で悩まないわけではないよ、と答えると思います。私も楽がどの部分の話なのかはわかるけど、全く人と関わらないなんてことはなかったので、嫌な部分も確かにありましたね。

 

ただ、嫌な人や気が合わない人と一緒に仕事をするわけじゃないので、運転して配送している間はすごく楽でした。これは本当に事実なので、仕事中に気まずい雰囲気になることもなかったし、非常に楽な仕事だと思います。

 

実は、ルート配送の仕事や個人事業主としてトラックドライバーをする方は、配達する時間は完全に個室で仕事をする感じなので、誰とも会わないし話もしなくて済むので、本当に人間関係で悩む心配はないです。

 

でも、ルート配送とか単身で中・長距離の運送をする方も楽だと思いますね。自分のペースで仕事ができるしわずらわしさも全くないと思います。

 

トラックドライバー数名で輸送するケースは別

 

 

ルート配送は荷物が多い場合でも、ほとんどは一人で運転して配送をしますが、例えば同じトラックでも引越し業だったら、運転席に3名同時に乗って現地へ向かい、黙々と作業を行って一緒に会社まで帰ってきます。

 

その間は常に一緒に行動するわけなので、気が合わないクルー同士だと非常に気まずいと思います。これは私が勝手に思っているだけであって、気が合う仲間と一緒に行くのなら、会話が弾んで楽しいかもしれないですよね。

 

でももしも気が合わない人と一緒だった場合には、ちょっと辛いと感じてしまうかもしれません。最近は引越し業界でご祝儀とかないっていうし……。あるのかな?数年前に「もうないよ~」と知り合いが言っていたけど。

 

まぁ、これについては合う合わないとか好みの問題なので、どれがいいとかは言えませんが、少なくとも4トントラックドライバーのルート配送の場合は、完全にトラックの中では一人っきりなので楽です。

 

辛いのは積み込みと荷降ろしと休憩・待機時間

 

 

どこにでもいると思うのですが、トラックドライバーをしている方の中には、ちょっと変わっている方もいますよね。全ての会社でそういう方がいるとはいえないけど、私が勤めていた会社では変わった人が結構いました

 

その内の一人は障害者枠だったのかもしれません。そういう障害を持つ方が仕事に就く機会を与える企業もあるのです。個人的にはそういう会社は素晴らしいと思います。

 

で、中には明らかにちょっと変わってるなと感じる方もいました。例えば極度の人見知りの方とか、ちょっと事情があって地元を離れてきた方とか……。

 

そういう方と荷物の積み込みとか、待機時間とか休憩時間に一緒にいるのはちょっと怖かった、というかわけがわからなかったですね。若かったのもあったかもしれません。

 

でももめなければ問題なしです。そこは心配する必要はありません。自分の仕事だけをしっかりとやればいいのですから!

 

配達先のお客様との人間関係について

 

 

ここは意外と問題なくいけてました。仕事を丁寧にしていれば悪い印象を持たれませんし、何よりもコンビニエンスストアなので、飲み物とかを頂いたりしていました。優しい店長さんたちには今でも感謝しています

 

私が気を付けていたのは、コンビニエンスストアは店長さんや店員さんから荷物を運ぶ様子が見えるので、丁寧に運んでいました。荷物を乱暴に扱われたら嫌ですよね。それは気を付けるべきです。

 

そして、コンビニエンスストアは配達するだいたいの時間が決まっていたので、その時間に間に合うように配達をしていました。予定ってものがあるでしょ!的な感じです。

 

それさえ守って、しっかりと来た時には「おはようございます」(時間に関係なく)そして帰るときには「ありがとうございました」と言って帰りました。挨拶は大事な事です。

 

特に気を使ったのは他社のトラックだった

 

 

同じ時間帯に配達している他社のトラックがあります。深夜帯って意外と客が少ないので、荷物の搬入に向いていたりするのです。なので、トラックが同時にかぶるケースでは、トラックの置き場所や挨拶はしっかりしていました。

 

仲良くしていると良い事もあります。冬だったかな?ちょうど荷物の搬入をしていたトラックとかち合って、挨拶を交わして去ろうとしたところ、後ろから「ねーちゃん!ちょっと待ち!」と声を掛けられました。

 

何?と振り向くと「いつも頑張ってるからこれ持ってき!」と両手いっぱいに差し入れを……。しかしその車はアイスの配達しているトラックでですね……。

 

10個もアイスもらっても一人で食えないっす!となったので、3つ頂き寒い冬に暖房を切ってアイスを頂いたという過去が……。

 

このようにごちそうになれる関係を築くには、トラックを停める位置や挨拶を欠かさず行った結果だと思っています。

 

トラックの人間関係は楽だけど大変さもある

 

 

今回は、トラックは人間関係が楽だと言われる理由と、実は楽な部分もあるけど気を使う部分もあるといった点をご紹介しました。意外だと感じた方もいるかもしれませんが、どの仕事でも同じだと思います。

 

でも総合的に言えば、礼儀正しく時間を守って仕事をしていれば、人間関係で悩むことはほぼありませんでした。色んな人がいるなぁ、程度に考えて変わった方はそれなりに付き合えば問題はないのです。

 

この記事が、これからトラックドライバーをしたいと考えている方の、背中をちょっとでも押せれば嬉しいなと思います。

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